インタビュー

最先端の物流施設「ALFALINK」の ノベルティ で地域とコミュニケーションが生まれるワケ

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6月某日、tetoteは日本GLPが運営する「GLP ALFALINK(アルファリンク)相模原」を訪れました。敷地面積はなんと30万平方メートル!その中央には、「リング」と呼ばれる環状施設があり、カフェやコンビニ、レストラン、カンファレンスルーム、託児所が完備されています。この物流施設らしからぬ「新しい物流施設」の ノベルティ をtetoteが制作。ノベルティ制作の狙いと効果を、日本GLPプロジェクトマネジメント部 シニアマネージャーの山縣慶太さんにお話を聞きました。

 

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(写真左)
山縣慶太さん
日本GLP株式会社 プロジェクトマネジメント部 シニアマネージャー

【プロフィール】
2016年、日本GLP株式会社入社。
用地取得業務を経て、プロジェクトマネジメント部にて商品企画や付加価値の創出に取り組み、大規模複合開発ブランドであるALFALINKのコンセプト企画やGLP ALFALINK相模原の地域共生等の立上げに従事。

(写真右)
tetote ミウラユウジ
印刷メーカー、広告ブランディング会社を経て2021年に株式会社tetoteを設立。企業ノベルティの在り方を変えることが目標。

これまでなかった巨大物流プラットフォーム「ALFALINK」とは

GLP ALFALINKSAGAMIHARA

ミウラ:今日は、2021年9月に竣工したGLP ALFALINK相模原にお邪魔しています。東京ドーム6.3個分の広さ、、、圧巻ですね!

 

山縣さん(以下、敬称略):ありがとうございます。

 

ミウラ:「物流施設」というイメージを覆されました。小さいお子さんがいたり、青々とした芝生だったり。この「リング」もそうですが、未来感がすごいですね。

 

山縣:そう言っていただけると嬉しいです。物流倉庫は、これまでは一般の方には閉じられた世界でした。ALFALINKは、効率化や最適化といった従来の物流施設を超え、今までにない価値や事業を創造していく開かれた拠点になればと思っています。

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ミウラ:ALFALINKのブランドコンセプトやロゴデザインを、佐藤可士和さんがデザイン監修に加わったことも大きな話題になりましたね。去年、国立新美術館で開催されていた『佐藤可士和展』でALFALINKの展示を見まして。長年お世話になっている大石さん(日本GLPブランドクリエイション部)にすぐ「みましたよ!」ってご連絡をしたのが、今回ノベルティをお手伝いさせていただくきっかけになったんです。

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山縣:そうだったんですか!私も、まさか物流の会社にいて、佐藤可士和さんとお仕事をご一緒できると思っていませんでした(笑)。本当にたくさんのことを学ばせていただいたプロジェクトでしたね。

 

「モノ」からではなく「コンセプト」から生まれた ノベルティ 

 

ミウラ:日頃から企業ノベルティの制作をお手伝いしていますが、ALFALINKのプロジェクトは、コンセプトがとても明確でした。普通は目指すものがぼんやりしているので、その整理から始めるのですが、ビシッと筋が通ってて。

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山縣:ブランドコンセプトのひとつである「Open Hub」は「物流をもっとオープンに」という意味が込められています。企業と地域が一体となった新たな物流拠点という存在を多くの人に知っていただくためには、露出を増やす必要がありました。でも、一方通行の「広告」は避けたかったんです。ノベルティなら押しつけ感なく、街や地域の方の生活に馴染んで、自然に溶け込めるのでは・・・と思ったんです。そんな漠然とした状態で、ミウラさんに相談しましたよね。

 

ミウラ:そうでしたね。もうひとつのコンセプトである「創造連鎖」のお話からもヒントをもらいました。ALFALINKを拠点に「B to Consumer(消費者)」や「B to Business(ビジネス)」だけでなく、「B to Society(社会) 」といった地域と一緒に共生を目指していくんだ、と。日本GLPさんと対象者のコミュニケーションの架け橋になるノベルティとは?と考え始めました。

 

山縣:ミウラさんのアイデアは秀逸でしたね。ノベルティのアイテムについて、社内でもいろんな人にヒアリングしましたが、今回制作したフリスビーやビブス、傘といったアイデアは全く出ませんでしたから。

 

ミウラ:振り返ると「ノベルティ」というかALFALINKの「備品」なんですよね(笑)プロジェクトの概要シートを拝見したら、デザインもカッコ良すぎるし、施設の機能もコンセプトもすごい。その空間を彩るものにしたいなあと。「施設間を移動するときに使える傘」「フットサルコートで使えるビブス」「遊びに来てもらうときに使えるドッヂビー」を制作しました。

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山縣:まさにイメージを形にしてもらいました。これまで「物流施設は危ない場所」というのが常識でした。でも、ALFALINKは子どもたちにこそ来てほしいんです。小さいお子さんが家族と一緒に芝生でくつろいだり、友達とフットサルをしたり。彼ら/彼女らが大人になった時に、物流施設に対してよいイメージをもってくれたら本当に嬉しいですね。

ミウラ:実は制作途中まで行ったアイデアとして、芝生でくつろいでもらえるための「レジャーシート」も候補でしたね。

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ミウラ:地域住民の方々が遊びにきてもらえるオープンさ。コンセプトがあると、ノベルティにも展開しやすいという好例です。

 

「配らない ノベルティ 」の意外な効用

 

ミウラ:全体を通して、今回のノベルティはいかがでしたか?

 

山縣:アイテムや使い方など、自社でも他社でもこれまでに見たことのない、新しいものを作っていただきました。ALFALINKのコンセプトを深く理解してくれているからこそ生まれたノベルティだと思います。

 

ミウラ:ありがとうございます。「ノベルティ」と聞くと、大抵の人は「モノ」から考えます。でも「モノ」ではなくその先の「コミュニケーション」を想像する必要があると思っていて。ノベルティが面白いのは、必ず誰かの手から誰かの手に渡る瞬間がある。その体験をどう演出するかを考え、形にすることが私たちの仕事だと思っています。

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ミウラ:そこがボコっと抜けてしまうと伝えたいことが絶対に伝わりませんから。御社の場合は、さすがの佐藤可士和さんというか、コンセプトやブランドが見事なまでに明確で本当に作りやすかったです。

 

山縣傘やフリスビーなど、アイテム自体を円形にすることでロゴデザインを最大限活かしたのもサスガでした。展開のしやすさについても社内から嬉しい声があがっています。でも今回のノベルティで一番驚いたのは「配らない」ことでした。

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ミウラ:「ノベルティ=配るもの」という固定観念がありますよね。施設の移動中に雨が降ったときに使える傘は便利だし、リングの上からALFALINKのロゴが見えたら楽しいですよね。フットサルコートで同じビブスを着てプレーをしたり。ノベルティを通じて体験をつくれれば、地域との共生につながるのではと思ったんです。

 

山縣:社員からの評判も良いです。フリスビーも「あたっても痛くないし、子どもたちと安全に遊べる」といった声もあがっています。

 

ミウラ:そこは山縣さんから「安全なものにしましょう」とご意見いただきましたね。その辺りも一貫したコンセプトから想像できていたのかもしれません。

 

山縣:それからALFALINK流山の社員から聞いた話がとてもよくて。先日、ALFALINK流山で弊社と近隣の高校と共催のイベントがあったんです。そのときに、女子高生たちがビブスを着てブースを運営したそうなんですが、みんなお揃いのビブスを着て写真を撮ったりしてとても喜んでくれたと。こんな使い方もあるんだと新しい発見をしました。

ミウラ:なるほど、その使い方は想定していませんでしたね!

 

山縣:はい。社員や関係者が各自で使い方を考えて活用してくれています。よい循環が生まれていることが本当に嬉しいです。全国のALFALINKで、それぞれの地域との「つながり」が生まれています。

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ミウラ:これからの展開もますます楽しみですね。今後とも、よろしくお願いいたします。

 

ALFALINKについて

ALFALINKは「Open Hub」「Integrated Chain」「Shared Solution」という3つのコンセプトを基に、これまでになかった新しい価値を創造する物流拠点を目指す日本GLPの新ブランド。神奈川県相模原市、千葉県流山市で展開しており、今後はさらに東京都や関西エリアでの展開も予定している。GLP ALFALINK相模原は、総延床面積約67万㎡。都心から40㎞圏内の関東広域配送の物流拠点として 最適な立地にある、日本最大級の最先端物流拠点。

 

ロゴコンセプト

陸を表すライトグリーンと、海、空を表すライトブルーをモチーフに、陸・海・空をシームレスにつなぎ、物流に未来の「+α」を生み出していくALFALINKのコンセプト=「創造連鎖」を表現。シンボルマークのラインは、ALFALINKを起点に、ひとときも止まることなく生まれ、広がりつづける、新たなもの×人×情報×価値の流れを表しています。


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